人生の目的が"生まれた意味をさがす旅"だとしたら、
生業を探すというのもその一つ。
愛する人をみつけたり、自分のDNAを残すことも。
そして理想郷を探すという事もその一つかも。
死に場所を探す、みたいな。
今の物質社会に不満というか、疑問を持って外に旅に出る人は多いと思う。
旅の途中で理想郷をみつけてそこに住み着く人、
帰ってきてそれをつくるために努力を始める人。
旅に答えなんかないかもしれない。
世界を見たってほどたくさん見てきた訳じゃないけど、
僕なりに今まで世界を旅したり、人に出会ったりしてきて
物質的な欲はどんどん無くなっていき、
生き方を探したい、って欲の方がどんどん強くなってきた。
その中でエコビレッジのような理想郷を作りたいって思いだしたのかも。
僕が池田町に通いだしたのもそんな理由から。
今回の
デザイン大学の講義にどうしても出たかったのも
どっぽ村の清水さんが来るから。
滋賀県、上山田というとこにある「
どっぽ村」
そこの発起人で大工の棟梁の清水さん。
30年も前に自転車で3年かけて世界一周したというツワモノ。
2年前に池田町で初めて彼の講義を聞いてから益々思いは強くなった。
今回じっくり話して、着々と僕の理想とすることをしてる彼を改めて脱帽。
彼は自分の事についてはあまり多くは語らないけど
生半可な努力じゃここまで来れない。
たくさん勉強させてもらいました。
そして清水さんにはまだまだ「伝えたい」ことがたくさんあるのだと言うこと。
できるだけ吸収したい。
他人の人生なんてだれもコントロールできない。
でも自分の人生は全部自分がなんとかできる。
死ぬことが終わりなんじゃなくて、
生きた証を残すことに意味がある。
それが言葉でも、子孫でもモノでもいい。
故人の本を読むことでその人の細胞が自分の中に溶け込むように。
自分の細胞を垂れ流していこう。
株式會社 建大工房
デミズケンダイ