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建大工房BLG
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風土

「土」

とはその土地のこと。

「風」

とはそこに吹きこんでくるモノ。

その二つが交わって風土と呼ばれる。

その土地に根付くものを守り続けるのも大切な事。

ただ何も変わらず、というのが必ずしも良いと言う訳ではないでしょう。

そこに外からの風が吹き込むことによって、より豊かな土地となる。


土の人となってその土地を守り、人をまとめていくか、

風の人となって更なる息吹を吹き込み、土地を盛り上げていくか。

どちらも大切で、どちらも相手を受け入れる寛容さが必要だと思う。

街作りや村興しとかで成功している例の多くは他の土地から来た人がクサビとなって働きかけている場合が多いと聞きます。





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行って参りました、修学旅行。

いつ聞いてもワクワクする響きですね。

学校というものに属している特権みたいなもの。

日本農村力デザイン大学の初の修学旅行に行ってきました。

まずはルンズファーム
群馬県は赤城村にある、がしかし、とても日本とは思えない大らかな空間。
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永澤さんはいつも通りの熱い語りでいろんな事を教えてくれました。



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そして片品生活塾
渋谷の元コギャルの桐山美智子さんが一人で移り住み、コミュニティーを作って今では地元の人もさる事ながら、全国からここにいろんなモノを求めて人が集まる場所。

今の旦那さんと畑で出会った、と言うのが印象的でしたね~。

で桐山さんに連れて行ってもらった
遊楽木舎
精一さん。パタゴニアのモデルもやってるらしい。
風土_b0176845_21543953.jpg

こねてもらった生地に自分たちでトッピングして石釜で焼くピザ。
絶品でしたね。スープも桐山さんトコのサラダも美味しかった~。



このみなさんに共通しているのは、風となってその土地に移り住み、時間をかけて土地や人との調和を保ちながら、お互いが相乗的に成長していっていると言う事。

土も風も。

風の人も土の人もどちらも必要なんですよね~。




そして人の生き方に触れると言う事は、
自分の生き方を見つめ直すいい機会やな~と思いました。



株式会社 建大工房
デミズケンダイ
# by kendaikoubou | 2009-06-11 22:19
繋げる意味、繋がってるという意識
先日のFarmer's Market & フラ~ッとな福井夜祭、
大盛況のまま幕を閉じました。
参加していただいた皆様、あらためて本当にありがとうございました。

模様はHUDGEのブログにて。

今後に繋がるおおきな一歩でしたね~。

人の思いというのは、強い信念があれば伝わるものだな~と今回も強く思いました。
いろんな壁にぶつかりながらもひたすら前に進み続けたヒロキ、ホントお疲れさまでした。




そして何かを表現する「イベント」ってすごい大切な事やなと。

少なくともイベントの主旨に興味がある人が集まる訳で、そこに何か共通の価値観が存在する訳で。


今回の成功の大きな要素、

「人との繋がり」

今回もたくさんの素敵な出会いがありました。

人と繋がろう、繋げようという意識ももちろん大切ですが、


いろんな事と「繋がってる」という意識を持つ事が大切だな~と。

人と人であったり、仕事と遊びであったり。

過去、現在、未来

都会と地方

日本と世界

地球と宇宙

老若男女

親と子

人と自然

夢と現実…。


例えば、自分が欲しいと思ってる車を街で良く見かける様になるとか、

興味のある事に意識を持っていくだけで、向こうから飛び込んでくるようにすら見える。

今回のイベントで出会った人達ともきっとこれからいろんな形で繋がっていくと思います。


それを踏まえまして、

いろんなものと「繋がってる」という強い意識を持つ事ですごく可能性が広がる気がします。

出来ないと思っていた事が出来るようになったり。

みんながその意識を持てば、争いとか差別はなくなるでしょうね~

FLATもそんな活動でありたい。


株式会社 建大工房
デミズケンダイ
# by kendaikoubou | 2009-06-09 04:23
感動を色褪せない努力
僕が最近楽しみにしている事があります。

「日本農村力デザイン大学」

約、二ヶ月に1回、二泊三日の講義です。

そこで一緒に学んでいる人で

ルンズファームの永澤さんと言う人がいます。

「ぶどうとわたし」

本人がどんな人かを知ってるだけに、最初このコラムを読んだ時は涙がでるくらい感動しました。

永澤さんが発する一つ一つの言葉には重みがあります。

そして前に永澤さんが授業中に発表してた内容の中ですごく胸に響いた言葉、

「感動を色褪せない努力」

奥さんにプロポーズした時とか、ぶどう畑をやり始めた時の話だったのですが、

一人で山を切り開き、ぶどうを育て、家族を想い、今にいたるまでに想像を絶する苦労と戦ってきた人が優しい笑顔で発するその言葉の中に永澤さんの思いがたくさん詰まっているように感じました。



人はどうしても「慣れ」ていってしまいます。



まず、物事に素直に感動する事。

そしてその感動を忘れないように努力し続ける事。

多分そう簡単な事ではないと思います。

でもそれがずっと幸せに生き続けるための方法の一つやと思ったら頑張れるんじゃないでしょうか?



今度デザイン大学の修学旅行があります。
ルンズファームにもお邪魔させていただきます。
また新しい感動、楽しみにしてます。
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株式会社 建大工房
デミズケンダイ
# by kendaikoubou | 2009-05-20 09:21
環境を味方にする力
僕には完成された商業建築に見えるんですけど…。
作り手の心も伝わってくるし。
環境を味方にする力_b0176845_3521214.jpg



最近テレビやニュースを観ても

有名人の批判とかダメ出しが多い。

もちろん現実は知る必要はあるし、人のゴシップとかは数字も上がるんでしょうし…

でもあまりいい効果は生まないような気がします。


おっとっと、とか言いながら、批判的な内容から入ってました。

と言うのも、最近は特に会話の中で不平不満をよく聞くような気がします。

この贅沢で平和で物があふれてる日本で。


情報だけが溢れてて、選べると言う自由が結果、自分の首を絞めてるだけ。


必要なのは、今ある環境を最大限に利用して、そこからどう前に進むか。



冷蔵庫に余ってるものを最大限に利用して、どう精一杯美味しい料理をするか。
自分の畑になってるものや、本日の特売だけで何を作るか。みたいな。

高級食材を買ってきて美味しい料理を作る腕を磨くんじゃなく。


今の状況をどう判断するか。


今、目の前にあるものをどう料理するかを考えてから、何が足りないかを割り出す。


建築も時として一緒やと思います。

今の環境、材料、予算、施主や作り手の性格…


どちらにしても一番大事な事は、環境を受け入れると言う能力。

今の自分の才能が今の自分をそこに置いてるだけで、だれのせいでもないと言うこと。

逃げ出す事より、どうしたら結果を残せるか。


そして今、必要とされているのは

「環境を味方にする力」

どこにいても「何か」はある訳で。

砂漠の夜露で乾きを凌ぐように。

車がなくても脚があるように。

脚がなくても脳があるように。

考える力。考える必要性。


もちろん、ないものを作り出す力ももちろん必要です。

でも今そこにある「何か」を発見できる力もこれからもっと必要だと思います。

今の自分に何ができるかとか。

都会にはない、田舎の「何か」とか。



通りすがりに発見した、
おっちゃんが趣味で作り続けてる秘密基地。
内装も男の子の遊び心をくすぐるものでした。
環境を味方にする力_b0176845_3533076.jpg








で、オブジェ。おっちゃん作
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株式会社 建大工房
デミズケンダイ
# by kendaikoubou | 2009-05-16 04:11
東京三万歩
友達の結婚式が東京は帝国ホテルであるということで行って参りました。

高速バスが早朝着なので朝の散歩。

早朝の明治神宮は人もほとんどいなくて、より神聖な空気が満ちてました。
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人々の無数の願い事や感謝、苦しみなどを受け入れることで
いろんな気が集まっているからでしょうね、この厳粛さは。

真剣な面持ちで参拝してる人達がたくさんいました。



誰もいない竹下通りも不思議な感じ。
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しかし、6時にバスを降りてから朝9時の時点で携帯の万歩計は20,000歩…。


肝心の結婚式はといえば、さすが帝国ホテル。

そして両家とも千葉と福岡の大きいお寺さん同士なので、来賓の人数もさる事ながら、見た事もないくらい立派なもので、新郎新婦にも近寄れないくらい遠い存在になってました。

日本の、というか仏教の文化なのか、今どき珍しい政略結婚というのか、閨閥というのでしょうか、本人の意思はさておいて、お家大事と言うのがひしひしと伝わってくる感が何とも複雑でしたね。
お家の繁栄が個人の幸せになってくれれば良いのですが…。

コロラドから帰ってきてからもう11年。
みんなバラバラで滅多に連絡も取り合わないのですが、
今でも何かあれば10人以上も集まる仲間に感謝。
久々にみんな集合するきっかけ作ってくれてありがとうございました。

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ちなみにこの微妙な苗字の違い・・・。
並べてみないとほとんどの人が気づかないでしょうね。






今度の表参道のイベント会場の下見もバッチリできました。

フラ~っとふくい野祭 [ fla~t fukui yasai ]


たまには都会で刺激を受けないとダメですね~
個性と個性のぶつかり合いと言うか、
ちゃんと自分の個性を分かってて、それを表現する方法や場所も知ってて。
福井でもFLATでそんな事ができたらいいな~。
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株式会社 建大工房
デミズケンダイ
# by kendaikoubou | 2009-05-11 12:47